FXの魅力は24時間取引ができること

FXの魅力

FXの魅力

ご存知のように為替は世界中で取引されているので、平日は24時間取引かできますね。そのため、たとえば、専業主婦なら昼間だけ、サラリーマンならば夕方からというようにライフスタイルに合わせた時間帯で取引ができるのがFXの魅力のひとつです。

 

実際に相場を動かしているのは、経済指標、要人の発言といったニュースそのものではなく、相場に身を置く投資家の心理であり、売買の仕方ですね。新聞に載っているニュースのなかで相場を動かすテーマに注意しましょう。

 

為替は数年という長い時間軸では、貿易収支やインフレ率といった国際経済のファンダメンタルが示す方向に動くのでしょうが、短い時間では投資家の思惑次第で動きます。ですから、FXでは投資家、とりわけ売買比率の大きな欧米の機関投資家の心理と、彼らがっかむ情報を知ることが大事です。

 

このように、FXに取り組むうちに、海外のニュースに敏感になり、世界の経済、政治に詳しくなることもFXのメリットです。FXでは、売りと買いの両方ができるので、レートが上がっても下がっても儲けることができます。これが多くの銘柄が買うことしかできない株式投資とまったく違うところですね。

 

図1を見て下さい。図の上のチャートは、今年の3月19日までの2年間の日経225種平均株価の値動きです。その下は同じ時期の「米ドル日本円」の為替です。

 

この2つのチャートを見比べると、「米ドル円」の為替が、日本の平均株価に強く影響し、似た動きをしていることがわかりますね。このように円安になると日本の株価が上がる傾向があるので、為替の予想ができれば、日本の平均株価の予想にも大いに役立ちますね。

 

参考までに図2に同じ時期のアメリカのダウージョーンズ株価を示しました。図2を図Iと見比べると、アメリカと日本の株価は違う動きとなることがわかりますね。円高になると日本の平均株価は下がる傾向がありますが、その一方で、輸入産業のように円高のメリットを受ける業種もありますから、そういう銘柄を狙えばいいのです。このように為替と株価の動きには関連があるので、為替の予想は、株価の予想におおいに役立ちます。

 

ところで、昨今では海外不動産や海外株式への投資信託が盛んになっていますね。仮に海外で年利10%近い利益を出したとしても、同時に為替が円高方向に大きく動いたとすれば、その利益は日本円に両替すると簡単に消し飛んでしまいます。

 

図1で示すように、「米ドル円」の為替は1ドル77円から半年たらずで囲円となり、30%以上動きました。ここまで為替が大きく動く年はまれですが、海外不動産、海外への投資信託などに投資をするならば、為替の影響は非常に大きいので、ある程度は為替の予想ができなくてはいけません。ですから、FXの知識は、海外への投資をするうえでも大切です。

 

日本では為替の動きにより、石油、食糧などの輸入産物の値段が変わり、産業全体が大きな影響を受けます。ですから、FXをしなくても、ある程度の為替の知識をもつことは良いことですね。このようにFXは投資として儲けを手にするだけではなく、同時に国際的な政治、経済の広い視野をもてるのが魅力です。

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ドルの実力を示す実質実効為替レートは、変動相場制移行以来の危険水準まで下落している。いつドルの暴落懸念が高っても不思議ではない状況だ。昨年のユーロクライシスに続き、今年はドルクライシス(ドル危機)が市場を席巻するかもしれない。FX、バイナリーオプション投資家は、この為替相場のテーマに注目しなくてはいけない。
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